フリーエンジニア向き不向き

ある時は自宅、ある時はカフェ、ある時は街のコワーキングスペースで働く・・・。

働く場所、時間、スタイルを自分の感覚に合わせて変えるフリーエンジニアの働き方が注目されています。

「自由さ」が最大の売りです。

大きな企業の「一つの歯車」として働くことは肌に合わない、と感じる人には、魅力的な働き方に映るでしょう。

果たして、フリーエンジニアに適した人材とは、どのようなものなのでしょうか。

フリーエンジニアに求められる大きな適性は、責任と自律です。

自分で課題を見つけ出し、優先順位を付け、自分でやる仕事は何で、他に依頼することは何か、全て自分で決断することになります。

「自由な働き方」は、自分の仕事の全てに責任を負うことを意味します。

自分を正しく律しなければ、休もうと思えば休めてしまい、仕事が進みません。

自分の判断のみで全ての結果が左右されるのです。

ただし、順調に仕事が運べば、評判が高まります。

受け取る収入の大半は自分のものとなり、金銭的にも成功します。

大きなリターンがあるわけです。

一方、「大きな会社の社員である」ことが、働き続けるための心の拠り所になっている人もいるでしょう。

普段の生活や人間関係の中で、自分の所属を名乗る場面はたびたびあります。

そうなると、大きな組織に所属していることをアイデンティティの礎にしている人にとって、フリーランスの働き方は、孤独感や不安感を覚えることでしょう。

こういうタイプの人には、独立してフリーランスで働くことは向いていないと言えます。

魅力の多いワークスタイルに見えますが、フリーランスという仕事に適した性格があることを知っておきましょう。